混在する財務書類フォルダの名前変更と振り分け
NameQuick 3 を Mac と Windows で使い、混在する財務書類を1つの Preset で命名し、種類の語句をルールで判定して振り分けます。
Mac と Windows で請求書・レシート・明細書・税務書類が混在するフォルダを整理します。1つの Preset で名前に種類の語句を必ず入れ、監視フォルダではその語句で振り分けます。
種類が決まっているフォルダには、次の専用ページが適しています。
- レシートと経費:カードのレシート、出張・食事・立替経費。
- 請求書と仕入先書類:仕入先の請求書・支払請求・発注書・貸方票・税務フォーム。
- 銀行明細と財務 PDF:銀行・カード・証券・ローンの明細。
各ページで紹介する ファイル名のパターンには条件分岐がないため、混在フォルダでは文章で指定します。
名前の例と読み取る項目#
例の会社名・金額・数字はすべて架空です。拡張子は変わりません。
AI モデルが文書を読み、スキャンや写真ではページ画像を解析します。独立した内蔵 OCR 処理はありません。読み取れる項目は見える情報次第で、誤読もあります。
| 項目 | 名前に使う内容 |
|---|---|
| 文書の日付・明細期間 | YYYY-MM-DD または YYYY-MM |
| 取引先・発行者・金融機関 | 記載された名称 |
| 種類の語句(必須) | Invoice、Receipt、Statement、Tax-Form |
| 請求書・発注書番号 | 記載された番号 |
| 合計と通貨 | 例:246.90-USD |
| 対象税年度 | YYYY |
| レシートの大分類 | Travel、Meals など |
1つの Preset を作る#
プリセット→ 新規プリセット→ 文章で指定を開き、次を入力します。有効な変更は自動保存されます。
文書の種類を判定し、次の形で名前を付けてください。 請求書:日付_取引先_Invoice_請求書番号_合計-通貨 レシート:日付_店舗名_Receipt_合計-通貨_分類 明細書:対象期間_金融機関名_Statement 税務書類:税年度_Tax-Form_発行者 対応する種類の語句 Invoice、Receipt、Statement、Tax-Form を、その表記のまま必ず含めてください。 番号は INV-1182、NF-88341 など、記載の接頭辞を保ってください。 日付は YYYY-MM-DD、月次期間は YYYY-MM、税年度は YYYY とします。 合計は小数点をドットとする小数2桁、通貨は USD などのコードにしてください。 分類は Travel、Meals、Software、Office、Supplies、Other から選び、不要なら分類と直前の区切りを省いてください。 不明な必須情報は推測せず MISSING にしてください。 税務識別番号、口座番号・カード番号(全桁・一部とも)、IBAN、残高、住所、電話番号は入れないでください。 名称内の語間はハイフン、項目間はアンダースコアにし、拡張子は変えないでください。
機密情報の除外は、この指示によるものです。種類の語句は独自のものに変更できますが、Preset と Rule で必ず一致させてください。
このプリセットをテスト→ サンプルファイルを選択…→ プリセットをテストで、4種類から1ファイルずつ試します。
単発の一括処理#
クイックリネームでは、ファイル追加前に処理モードで作成した Preset を選び、 追加するファイルの候補の適用 を 先に確認 にします。これは 設定→ 名前変更 にあるものと同じ設定です。Preset と確認設定は追加時に取り込まれます。
ドラッグ&ドロップか ファイルを追加で追加し、全候補を文書と照合します。 4件の名前を適用で準備済みの候補を一括適用します。このページのボタン内の件数は例です。
行ごとの編集や選択分だけの適用はできません。誤りがあれば適用せず、バッチ完了後に クリアで一覧だけを空にします。ファイルは削除されません。Preset を直し、 このプリセットをテスト で再テストして新しいコピーを追加します。この方法で追加したファイルには、ルールは実行されません。
監視フォルダでの継続処理#
空の取り込みフォルダから始めます。 設定 → フォルダ→ フォルダを追加で接続し、処理の選択欄で同じ Preset、適用の選択欄で 先に確認を選びます。Preset を選ぶと直ちに命名が有効になります。設定後にテスト用コピーを入れます。接続時の既存ファイルは初期状態として扱われ、名前は変わりません。
NameQuick は起動しておきます。Mac ではウィンドウを閉じても動作しますが、Windows では閉じると終了するため最小化してください。
保留中の候補は すべてのファイル に、新しい名前が付いた状態で表示されます。 新しい名前 4件 のフィルタで絞り込めます。ファイルを選んで詳細の 適用 を使うか、行内で編集して 編集を適用を使います。一括適用は一覧の見出しの すべて適用、変更しない場合は 元のまま保持 または 元の名前のままにする を使います。承認すると、有効な名前変更後のルールが実行されます。
名前の語句で振り分ける#
サイドバーの ルール→ ファイルの名前変更後を使います。対象は監視フォルダ内のファイルだけです。条件はファイル属性と変更後の名前を調べます。内容から金額・取引先・分類・文書種類を読めないため、種類の語句を名前に入れます。
新規 Rule は有効状態で作られ、有効な変更は自動保存されます。まずスイッチをオフにして 一時停止中 にしてから設定します。
各 Rule の 場所: で取り込みフォルダを指定します。 名前に含む語句: はカンマ区切りの語句のどれか1つを含めば成立し、 名前が一致するパターン: は正規表現で照合します。
ファイルを移動→ フォルダに移動は、新しい名前を保って Rule ごとの固定先へ移動します。 タグを設定は Mac では Finder タグ、Windows では対応するファイル形式の属性に書き込みます。File Explorer でのタグ表示は保証しません。
| Rule | 条件 | 操作 |
|---|---|---|
Check | 名前に含む語句: MISSING | フォルダに移動:Finance/Check |
Invoices | 名前に含む語句: _Invoice_ | フォルダに移動:Finance/Invoices、 タグを設定:Invoice |
Receipts | 名前に含む語句: _Receipt_ | フォルダに移動:Finance/Receipts、 タグを設定:Receipt |
Statements | 名前に含む語句: _Statement | フォルダに移動:Finance/Statements |
Tax | 名前に含む語句: Tax-Form | フォルダに移動:Finance/Tax |
設定 → 名前変更 の 一致するすべてのルールを実行は初期状態でオフです。最初に一致した Rule だけが動くため、具体的な条件を優先し、Check を先頭に置きます。
検証で最近のファイルに対する判定を再現し、結果を確認してから、スイッチをオンにして 実行中 にします。検証では実際に移動しません。
年度別なら Finance/2026/Invoices などの固定フォルダを作って指定します。{year}・{month}・{day} は文書日付ではなく処理日時に基づきます。分類・取引先・顧客・口座・金額のパストークンはありません。
戻す操作と用途の限界#
履歴の記録から 取り消す/ 4件すべて取り消すで名前変更や移動を可能な範囲で戻せます。戻す先の同名ファイル、対象の移動・消失、開いているファイルなどで失敗することがあります。無制限ではなく、取り消し後のやり直し機能もありません。
請求書承認・支払い・口座照合は行わず、記帳や会計・買掛金管理・税務ソフトの代わりにはなりません。税務上の分類の正しさや保存・監査要件への適合を保証せず、法務・税務・財務の助言も提供しません。
プライバシー:Managed はキー不要の NameQuick の EU クラウド AI で、内容を AI 学習には使わず、一時保存データは処理後に削除します。Self-Managed で自分のクラウドキーを使う場合、内容(ファイル自体を含む場合もあります)をその提供元へ直接送ります。ローカルモデルは Ollama・LM Studio(Mac と Windows)、MLX(Apple Silicon 搭載 Mac、macOS 14 以降)で端末内解析できますが、インストール、ダウンロード、ライセンス・更新確認にはインターネットを使います。AI は解析中に文書全体を見ます。ファイル名への記載を避けるかどうかは別で、Preset に除外を指示します。
よくある質問#
Mac や Windows で請求書を自動リネームするには?#
Preset を作り、単発なら クイックリネーム、継続処理なら監視フォルダを使います。
スキャンしたレシートや写真も読めますか?#
はい。画像から読み取ります。誤読があり得るため、適用前に確認してください。
会計・税務ソフトの代わりになりますか?#
いいえ。ファイル名と整理を支援するもので、会計処理や税務判断を代行しません。