自分のコンピュータで AI モデルを動かす
Self-Managed で Ollama、LM Studio、MLX を使う設定手順と、Mac・Windows でのモデル選び、確認方法、オフライン利用の条件を説明します。
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Self-Managed では、自分のコンピュータで動く AI モデルを使って、ファイル名の候補を作成できます。ファイル内容の解析は端末内で行われます。ただし、ローカルモデルが提案する名前はクラウドモデルのものより単純になりやすいため、すべての候補を確認してから適用してください。
NameQuick 3 のアプリ画面は英語で表示されます。このページでは操作名を画面の表示どおり英語で示し、初めて出てくるときに日本語の意味を添えています。
対応するエンジン
Ollama と LM Studio は Mac と Windows で使えます。MLX は macOS 14 以降を搭載した Apple Silicon Mac 専用です。MLX は NameQuick が管理する内蔵ランタイムで、別のサーバーアプリは不要です。必要になったときに起動します。
Intel Mac では、内蔵エンジンには Apple Silicon が必要だと案内されます。Ollama、LM Studio、またはクラウドプロバイダーを使ってください。このリリースの Windows には内蔵エンジンはありません。
1. エンジンを選んで起動する
Settings(設定)→ AIを開きます。ローカルエンジンは On Mac(Mac上)などのグループに並び、 private · works offline · no API key(プライベート · オフライン対応 · APIキー不要)と表示されます。以下では端末名に Mac、エンジン名には主に Ollama を使って表示例を示しています。実際の表示は使用中の端末やエンジンに合わせて変わります。
使うエンジンのチップを選ぶと、NameQuick が状態を自動で確認します。接続先アドレスの入力やターミナルのコマンドは不要です。表示された状態に応じて進めます。
- Ollama isn't installed on Mac(OllamaはMacにインストールされていません): Download Ollama ↗(Ollamaをダウンロード ↗)で公式サイトを開き、インストールします。
- Ollama isn't running(Ollamaが起動していません):NameQuick から起動できます。 Start the engine automatically(エンジンを自動で起動)を有効にすると、名前変更で必要になったときに NameQuick がエンジンを起動します。
- LM Studio's server is off(LM Studioのサーバーがオフです):LM Studio を開き、 Developer(開発者)タブでローカルサーバーをオンにします。
- Ollama isn't answering — the port may be blocked(Ollamaが応答しません。ポートがブロックされている可能性があります):Windows でネットワークへのアクセス許可を求められたら許可し、 Restart engine(エンジンを再起動)を試します。
解決しない場合は、トラブルシューティングも参照してください。
2. 端末に合うモデルを入手する
Models on Mac(Mac上のモデル)には Recommended(おすすめ)と Your models(使用中のモデル)が表示されます。後者では、Ollama などで既にインストールしたモデルも確認できます。モデル名だけで選ばず、端末との相性と、読み取れる内容を確認してください。
Runs well on Mac(メモリに収まる見込みです)を目安に選びます。 Tight fit on Mac(このモデルにはメモリの余裕が少なめです)の場合は、小さなモデルも検討してください。メモリが足りない場合は、モデルの必要量と端末の容量が表示されます。
Text only — scans need a model that reads images(テキスト専用。スキャンには画像対応モデルが必要です)は文字情報向けです。スキャン PDF や写真を扱う場合は、 Reads scans & photos(スキャンと写真に対応)のモデルを選んでください。
Get(入手)を選ぶと、たとえば Download 4 GB?(4 GBをダウンロードしますか?)と確認が出ます。表示サイズを確認してダウンロードを確定します。進捗には取得済みの量と総量が表示され、同時に取得できるモデルは1つです。
NameQuick はディスクの空き容量も確認します。ダウンロードを中断しても、未完成のモデルがインストール済みとして残ることはありません。 Resume(再開)で続きから取得できます。不要なモデルは Remove(削除)で削除し、空き容量を増やせます。
3. 少数のコピーで試す
ファイルを追加する前に、エンジン、モデル、処理モード、候補の適用方法を設定します。最初は元のファイルを使わず、端末内のフォルダにコピーを数個用意してください。
- Settings → AI で、使うローカルエンジンとモデルを選択済みか確認します。 Files processing mode(ファイルの処理モード)も、ファイルを追加する前に目的に合わせて選びます。
- Settings → Renaming(名前変更)で、 Apply suggestions from files you add(追加するファイルの候補の適用)を Review(先に確認)にします。
- 用意したコピーを追加し、候補を1件ずつ確認します。元の内容と名前が合っているか、重要な情報の抜けや誤りがないかを調べ、正しい候補だけを適用してください。
ファイルの追加から候補の確認・適用までの流れは、クイックスタートを参照してください。ローカルモデルでは候補を毎回確認します。処理速度はコンピュータの性能によって変わります。
読み取れる内容と上限
テキスト PDF は最大15ページの抜粋として読み取ります。一度に扱える情報量が小さいモデルでは、対象のページ数がさらに少なくなります。文書全体が読まれることを前提に、候補を判断しないでください。
スキャン PDF と写真には画像対応モデルが必要です。ページ画像として読み取り、上限は3ページです。音声と動画はローカル処理に対応していません。ファイルの種類だけでなく、PDF に文字情報があるか、スキャン画像なのかも確認してモデルを選びます。
通信、オフライン利用、費用
Everything stays on Mac.(すべてMac上で完結します。)は、ファイル内容の解析が端末内で行われることを示します。アプリ全体が一切通信しないという意味ではありません。エンジンのインストール、モデルのダウンロード、NameQuick のライセンス確認とアプリの更新確認にはインターネットを使います。
Self-Managed のライセンスはオンラインで再確認されます。確認に成功した後は最大7日間オフラインで使えますが、それ以降も使い続けるには再接続が必要です。オフラインで作業する前に、必要なモデルの取得とライセンス確認を済ませてください。
Custom server address(カスタムサーバーアドレス)は別のクラウド型の接続方法です。接続先が localhost でも、このページで説明するローカルエンジンとしては扱われません。localhost の指定だけで、同じ端末内処理やプライバシー条件が保証されるわけではありません。
ローカルモデルの利用には、クラウド AI のリクエストごとの料金はかかりません。ただし、ハードウェア、電力、モデルを保存するディスク容量、NameQuick のライセンスは必要です。詳しくは ライセンスの説明を参照してください。