対応ファイル形式
Mac と Windows で NameQuick 3 が受け付けるファイル形式と、内容の読み取り方、AI の使い方ごとの制限を説明します。
NameQuick 3 は、PDF や Office ファイルからカメラの RAW、音声、動画まで、70 を超える拡張子に対応しています。Mac と Windows で対応は同じです。ファイルの名前は、元の名前や拡張子ではなく、中身から付けます。ファイルを読み取れるかどうかは、形式と AI の使い方によって変わります。ほかの拡張子のファイルは受け付けません。アプリの項目名は日本語版の表示名で書いています。
認識するファイル形式#
対応する形式の一覧です。最後の列は、NameQuick 自身の AI サービスである Managed で送る内容です。制限は表の下にあります。
| 種類 | 拡張子 | Managed で送る内容 |
|---|---|---|
| PDF そのもの。15 ページを超える場合は最初の 15 ページだけ。 | ||
| 画像 | JPG, JPEG, PNG, GIF, WebP, BMP, TIF, TIFF, HEIC, HEIF | 画像をそのまま。 |
| カメラの RAW | RAW, ARW, CR2, CR3, NEF, DNG, RAF, ORF, RW2, SR2, PEF, RWL, NRW, SRW, 3FR, IIQ, MOS, KDC, MRW, MEF | ファイル内に保存された JPEG プレビュー。使えるプレビューがない場合は読み取れません。 |
| ベクター画像 | SVG, AI, EPS | SVG と PDF 互換の Illustrator ファイルは画像に変換します。EPS と古い Illustrator ファイルは認識しますが、読み取れません。 |
| Word | DOCX | 文書の本文。ヘッダー、フッター、脚注は読み取りません。 |
| Excel | XLSX, XLSM | 一部だけ:最大 12 シートの、それぞれ先頭の行。XLSM のマクロは実行しません。 |
| PowerPoint | PPTX | スライドの文字。発表者ノートは読み取りません。 |
| Apple の書類 | PAGES, NUMBERS, KEY | ファイル内に保存されたプレビュー(PDF または画像)。本文すべては読み取りません。プレビューがない場合は読み取れません。 |
| テキスト、マークアップ、コード | TXT, MD, CSV, HTML, CSS, JS, PY, XML, RTF, DOC | 本文。256,000 文字を超える場合は、先頭・中ほど・末尾の抜粋。 |
| 音声 | MP3, WAV, M4A, AAC, FLAC, OGG, OPUS, AIF, AIFF, AIFC, CAF, WMA | ファイルをメディアとして送信。どこまで理解できるかはモデルによります。 |
| 動画 | MP4, MPEG, MPG, MOV, AVI, FLV, WEBM, WMV, 3GP | ファイルをメディアとして送信。どこまで理解できるかはモデルによります。 |
一覧にある拡張子でも、すべての AI モデルがその種類のファイルを読み取れるとは限りません。特に音声・動画や、保存されたプレビューに頼る形式は、実際のファイルで試してください。違いは下の「AI の使い方ごとに読み取れるもの」で説明しています。
ファイルの種類ごとの読み取り方#
書類#
PDF、Word 文書、PowerPoint のプレゼンテーション、表計算、テキストファイルを読み取り、AI が日付、金額、取引先名、番号、書類の種類を見つけられるようにします。15 ページを超える PDF は最初の 15 ページから名前を付け、履歴 のレシートに 最初の15ページのみ と表示されます。Excel ファイルは一部だけを読み取るため、全行の合計は保証されません。Pages、Numbers、Keynote のファイルは、保存されたプレビューから読み取り、本文すべては読み取りません。
スキャンした PDF
画像#
AI モデルが画像そのものを見て、場面、ランドマーク、物、ブランド、活動を判断します。カメラの RAW ファイルは、中に保存された JPEG プレビューから読み取ります。カメラが保存した日時や場所の扱いは、下の「写真の情報(EXIF)」を参照してください。
音声#
音声ファイルは、AI の使い方が音声に対応している場合に、メディアとして AI モデルに送ります。上の形式のボイスメモ、ポッドキャスト、音楽の録音を受け付けます。NameQuick 自体は文字起こしを行わず、ファイルの情報だけで名前を付ける代替処理もありません。音声に対応していない場合、そのファイルには名前が付かず、NameQuick が理由を表示します。
動画#
動画ファイルは、AI の使い方が動画に対応している場合に、メディアとして AI モデルに送ります。上の形式の画面収録、カメラの映像、ダウンロードした動画を受け付けます。音声と同じく、ファイルの情報だけで名前を付ける代替処理はありません。
AI の使い方ごとに読み取れるもの#
注意
Managed は上の表のすべての種類を読み取ります。Self-Managed では、接続先によって AI に届く内容が変わります。
| 接続先 | 読み取れるもの |
|---|---|
| OpenAI、Anthropic、OpenRouter、Mistral | テキスト、画像、PDF。音声と動画は不可。 |
| Gemini と Vertex AI(ダウンロード版の Mac のみ) | 上のすべて。音声と動画も含みます。 |
| Custom(OpenAI 互換の自分のサーバー) | テキスト、画像、PDF。音声と動画は不可。サーバーが PDF ファイルを受け付けない場合は、ページを画像として送ります。 |
| ローカル:Ollama、LM Studio、MLX、Windows の内蔵 | テキスト、画像、PDF。音声と動画は不可。写真やスキャンには、画像を読み取れるモデルが必要です。 |
Mac App Store 版にはローカルモデルがありません。必要な形式に対応しているか、使う AI を確認してください。
スキャンした書類の OCR
名前を付けるための OCR の工程は、NameQuick には別にありません。スキャンした PDF や撮影した書類の文字は、AI モデルがページの画像から読み取ります。ローカルモデルでは画像を読み取れるモデルが必要で、スキャンした PDF は、最初の15ページのうち最大 3 ページ(最初のページ、中ほどの 1 ページ、最後のページ)から読み取ります。
うまく読み取れるかはスキャンの状態によります。モデルが文字や単語を読み間違えることがあるため、ぼやけたスキャンや読みにくいスキャンは、提案された名前を適用する前に確認してください。内容検索はローカルの索引にデバイス上の OCR を使いますが、名前を付ける処理とは別です。
写真の情報(EXIF)#
カメラやスマートフォンは、写真ごとに撮影時の情報(EXIF データ)を保存します。ルールはこれを直接読み取ります。撮影日、カメラ、画像サイズ、GPS データの有無です。条件やフォルダのパスに使えるため、たとえば撮影日ごとに写真を整理できます。
名前を付けるときは違います。保存されたこの情報は使いません。「撮影日」のようなプリセットの項目は、画像に写っている内容から AI が埋めるため、値が空になったり、間違ったりすることがあります。提案される名前に、カメラの日時や場所が使われるとは考えないでください。