大学の AI ゲートウェイを使う

大学や行政機関の AI ゲートウェイを通して、NameQuick でファイル名を変更できます。ELM(エディンバラ大学)、Chat AI(GWDG Academic Cloud)、Albert API(フランス)のほか、OpenAI 互換のゲートウェイならどれでも使えます。

手順更新日 2026年10月31日

大学や行政機関の中には、独自の AI ゲートウェイを運用しているところがあります。1 つのアドレスとキーで GPT、Qwen、Llama、Mistral などのモデルを、その機関のデータ保護ルールのもとで使える仕組みです。NameQuick はこうしたゲートウェイで動きます。ファイルは所属機関のゲートウェイに送られ、名前変更ごとに NameQuick へ料金を支払うことはありません。

前提条件
Mac または Windows 版 NameQuick · Self-Managed ライセンス · ゲートウェイの API キー。キーがない場合は情報システム部門に問い合わせてください。デスクトップアプリでの利用が認められているかも確認してください。

NameQuick に登録済みのゲートウェイ#

Mac では、次のゲートウェイのアドレスを NameQuick が入力します。キーの追加とモデルの選択はご自身で行います。

ゲートウェイ運営対象アドレス
ELMエディンバラ大学(EDINA)英国の大学https://elm.edina.ac.uk/api/v1
Chat AIGWDG / KISSKI、Academic Cloudドイツの大学の研究者と職員https://chat-ai.academiccloud.de/v1
Albert APIDINUM / Etalabフランスの行政機関https://albert.api.etalab.gouv.fr/v1

一覧にないゲートウェイでも、OpenAI の API に対応していれば同じように使えます。ほとんどのゲートウェイは対応しています(多くは LiteLLM や vLLM で動いています)。アドレスは情報システム部門に確認して、ご自身で入力してください。通常は /v1 で終わります。

ゲートウェイを接続する#

設定AI を開きます。

  1. Custom を選ぶ

    Provider で Custom(カスタム)を選びます。

  2. ゲートウェイを選ぶ

    Mac では ゲートウェイ でご利用のゲートウェイを選ぶと、 ベースURL が入力されます。一覧にない場合は その他 / 独自のサーバー のまま、情報システム部門から案内されたアドレスを貼り付けます。Windows では ベースURL にアドレスを貼り付けます。

  3. キーを貼り付ける

    ゲートウェイの API キーを貼り付けます。NameQuick がゲートウェイでキーを確認し、macOS のキーチェーンまたは Windows の資格情報マネージャーに保存します。

  4. モデルを選ぶ

    ゲートウェイが返す一覧からモデルを選ぶか、 モデル名 に正確な名前を入力します。写真、スキャン、PDF を扱うときは、画像を読めるモデル(GPT、Qwen-VL、Gemma、Mistral Small など)を選んでください。

  5. 1 つのファイルで試す

    フォルダ全体を処理する前に、テスト用のファイルを 1 つ変更して名前を確認します。

PDF をテキストとして読む#

ゲートウェイには、1 回のリクエストで送れる量に上限があります。NameQuick は通常、PDF を文書のまま送り、ゲートウェイが文書を受け付けない場合はページ画像として送ります。15 ページ分の画像は 20 MB に達することがあり、多くのゲートウェイでは 「ファイルがプロバイダーの1回の要求サイズ上限を超えています」 と表示されて処理できません。

Mac では、 設定AI で PDFの読み取り方式 を テキストのみ にします。NameQuick は各 PDF 内のテキストだけを送るようになり、サイズは通常数百 KB で済みます。次の場合に使ってください。

  • ゲートウェイが大きな PDF を受け付けない場合
  • 名前が PDF の内容と合わない場合(文書の添付を黙って破棄するゲートウェイがあり、モデルがファイル名から推測してしまいます)

スキャンした PDF にはテキストが入っていません。 テキストのみ では、推測で名前を付ける代わりに、そのファイルを変更せず理由を表示します。スキャンを扱うときは PDFと画像 に戻してください。

知っておきたいこと#

  • ファイルが送られる先はゲートウェイで、NameQuick ではありません。 コンピュータから送られる内容は自分の API キーを使う場合と同じで、抽出したテキスト、画像、またはファイル自体です。送信先は入力したアドレスだけです。詳しくはプライバシーとデータをご覧ください。
  • 推論モデルも使えます。 回答の前に「考える」モデルを提供するゲートウェイもあります。NameQuick は思考部分を無視し、回答だけを読みます。
  • 上限を決めるのはゲートウェイです。 レート制限で名前変更が止まる場合は、ゲートウェイが許可する 1 分あたりのリクエスト数に達しています。処理する量を減らすか、情報システム部門に割り当てを確認してください。

よくある問題#

「ファイルがプロバイダーの1回の要求サイズ上限を超えています」

PDFの読み取り方式 を テキストのみ にするか(上記参照)、ゲートウェイがより大きなリクエストを受け付けるモデルを選んでください。

「NameQuickはモデルの応答から名前を提案できませんでした。」

モデルの応答に使える名前がなく、ファイル名は変更されていません。ゲートウェイの別のモデルを試してください。繰り返し起こる場合は、 設定このアプリについて から診断情報をコピーしてサポートに送ってください。診断情報からは応答の種類が分かりますが、ファイルやキーは含まれません。

キーが拒否される

キー全体をコピーしたか、このゲートウェイのキーかを確認してください。プロジェクトや授業ごとにキーを発行するゲートウェイもあり、期限が切れることもあります。

モデルの一覧が空になる

モデルの一覧を公開していないゲートウェイもあります。情報システム部門やゲートウェイの案内に記載された正確なモデル名を入力してください。

その他の問題はトラブルシューティングをご覧ください。