履歴と取り消し
NameQuick 3 が記録する内容、1件の名前変更や実行単位での取り消し方法、失敗時の対処と取り消しの限界を Mac と Windows 向けに説明します。
NameQuick 3 の 履歴では、記録された名前変更や移動を確認し、取り消せる操作を元に戻せます。このページでは Mac と Windows での手順を説明します。
履歴はバックアップではありません
履歴を開いて記録を探す#
サイドバーの 履歴 を開きます。NameQuick で手動実行した名前変更も、監視フォルダ による名前変更も、ファイルごとの記録として残り、実行単位でまとめて表示されます。例えば、5件をまとめて名前変更した実行は Renamed 5 files と表示されます。
対象を探すには、 変更前または変更後の名前で検索に名前を入力します。結果の絞り込みには次のフィルターを使います。
記録の詳細を確認する#
記録を選ぶと、 What で操作内容、 場所で記録されたパス、 When で実行時刻、 Actions で利用できる操作を確認できます。取り消す前に、対象のファイルと変更前後の場所を確かめてください。
記録に付く注記にも意味があります。
| 注記 | 意味 |
|---|---|
| Adjusted for portability | どのシステムでも使えるように名前が調整されました。 |
| Edited by you | 自分で編集しました。 |
| Partial document sent | 長い文書の先頭部分だけが分析に使われました。文書全体が分析されたわけではありません。 |
タグと説明では、保存先も確認できます。 ファイルに書き込み済みです。 はファイルへの書き込みを示し、 ファイルには書き込まず、ここの履歴に保持しています。 は履歴内だけでの保持を示します。履歴に表示されていても、ファイルに書き込まれているとは限りません。
1件の名前変更を取り消す#
対象の記録を開き、取り消せる内容を確認して 取り消すをクリックします。この操作は、取り消し可能な記録で利用できます。
取り消しは、記録された変更後のパスから変更前のパスへ、記録された操作を逆に実行します。名前だけでなく、その操作に含まれる移動も対象です。
例えば、同じフォルダ内で scan.pdf を 請求書.pdf に変更した記録なら、取り消すと scan.pdf に戻ります。記録にフォルダ間の移動も含まれていれば、変更前のフォルダへ戻します。現在の場所で名前だけを戻すとは限らないので、 場所 にあるパスを確認してから実行してください。
すべてのファイルの行に 名前変更を取り消すが表示される場合は、そこからも取り消せます。
実行をまとめて取り消す#
実行単位の一括取り消しは、その中の取り消し可能な記録だけが対象です。例えば対象が4件なら 4件すべて取り消すをクリックします。表示される件数は、その実行で取り消せる記録の数です。
一括操作でも、すべてが成功するとは限りません。例えば 取り消し完了:3件を取り消し、1件に対応が必要です。 と表示された場合は、3件は成功していますが、1件は原因を解決して再試行する必要があります。実行後は必ず結果を確認してください。
別の取り消しが実行中の場合は、その処理が終わってから操作します。
取り消しに失敗したとき#
失敗しても記録は残るので、原因を解決して再試行できます。 対応が必要 で対象を探し、記録に表示された理由を確認してください。
The original location is occupied. Move that file, then retry.
解決策: (元の場所には別のファイルがあります。そのファイルを移動してから再試行してください。)元の場所にある別のファイルを移動し、戻す先を空けてください。
The renamed file moved or is missing. Put it back, then retry.
解決策: (名前変更後のファイルが移動されたか、見つかりません。元の場所に戻してから再試行してください。)ここで戻す先は、名前変更前のパスではなく、記録されている「変更後」のパスです。
The file is open in another app. Close it, then retry.
解決策: (他のアプリでファイルが開かれています。閉じてから再試行してください。)ファイルを開いているアプリで閉じてから、取り消しをやり直してください。
取り消せなかったことだけが表示される場合もあります。原因を解決したら、同じ記録の 取り消す で再試行し、結果を確認します。一括取り消しで一部だけ失敗した場合も、残った記録ごとに確認してください。
取り消せる範囲と限界#
対象は、記録に示された名前変更と移動です。後から別に行った移動まで追跡して元に戻すものではありません。
また、 ルールによるタグ、コメント、日付の設定、アーカイブ化、ゴミ箱への移動など、付随する変更をすべて取り消せるとは限りません。NameQuick は設定に応じてタグや説明をファイルに書き込むこともあります。取り消しを、ファイルやメタデータ全体の復元として扱わないでください。
取り消しが成功すると、その操作で作られた空のフォルダが削除される場合があります。他のファイルが入っているフォルダは残ります。
履歴の消去は取り消しではありません#
履歴を消去… を選ぶと、 名前変更の履歴を消去しますか? と確認されます。確定する操作は 履歴を消去です。
履歴を消去…
確認画面には すべての記録を削除し、それらの名前変更は取り消せなくなります。ファイルの場所は変わりません。 と表示されます。記録を消しても、ファイル名や配置が元に戻るわけではありません。ファイルはそのままで、取り消しに使う記録が失われます。
削除されるのは選んだ1件や検索結果だけではなく、すべての記録です。消去は任意で、取り消しを試すために行う必要はありません。後で戻す可能性がある操作の記録は残しておいてください。
コピーで取り消しを試す#
大切な原本ではなく、コピーを使って動作を確かめます。
ファイルを5個コピーし、コピー側をまとめて名前変更します
履歴を開き、1件の記録で「取り消す」を実行し、結果を確認します
続けて、その実行に残る4件が取り消し可能なら 4件すべて取り消す を実行し、結果を確認します。
Mac は Finder、Windows は File Explorer で、実際のファイル名とフォルダを確認します
期待した名前と場所に戻っているかを確かめてください。
重要な一括処理では、取り消しに頼らず、 先に確認 にして、適用前に対象と変更内容を見直すことを基本にしてください。手順は 名前変更モード を参照してください。