DEVONthink の Global Inbox に名前変更したファイルを自動送信する

Mac の NameQuick 3 で、監視フォルダのファイルを名前変更した後に DEVONthink の Global Inbox へ移動するルールを設定します。

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NameQuick 3 のルールを使うと、名前変更したファイルを DEVONthink の Global Inbox に自動で送れます。専用コネクタで連携するのではなく、DEVONthink が取り込むローカルフォルダへファイルを移動する仕組みです。DEVONthink は Mac アプリのため、このガイドは Mac 版 NameQuick 3 を対象とします。

NameQuick 3 のアプリ画面は英語で表示されます。このページでは操作名を画面の表示どおり英語で示し、初めて出てくるときに日本語の意味を添えています。

1. 移動元の監視フォルダを準備する

ルールが処理するのは監視フォルダ内のファイルです。スキャナの保存先、ダウンロード用フォルダ、取り込み専用フォルダなどを 監視フォルダとして登録 してください。 Quick Rename(クイック名前変更)に手動で追加したファイルは、ルールによる移動の対象にはなりません。

最初は移動元を1つに絞り、PDF など1種類のファイルで試します。テスト中は監視フォルダを Hold for Review(確認待ちにする)に設定してください。名前の承認前に移動先を確認でき、承認によって名前が適用されてから移動が実行されます。

2. Global Inbox の実フォルダを探す

Global Inbox のフォルダは通常、次のいずれかにあります。実際の場所を確認してください。

~/Library/Application Support/DEVONthink/Inbox
~/Library/Application Support/DEVONthink 3/Inbox

Finder の Go(移動)メニューで Option(オプション)キーを押したままにすると、 Library(ライブラリ)が表示されます。そこから該当するパスをたどり、Inbox という名前のフォルダを探します。

メニューバーの DEVONthink(DEVONthink メニュー)> Install Add-Ons(アドオンをインストール)から、Finder に Inbox のショートカットを追加することもできます。どちらの方法でも、移動先には実際の Inbox フォルダを選びます。データベースパッケージの Inbox.dtBase2 は選ばないでください。

3. 名前変更後に移動するルールを作る

  1. NameQuick 3 の Rules(ルール)を開きます。 After a file is renamed(ファイルの名前変更後)の一覧が空なら + Write your own(+ 自分で作成)、既存のルールがある場合は + Add a Rule for renamed files(+ 名前変更後のルールを追加)を選びます。

  2. 新しいルールは最初から有効です。作成直後に Disable(無効にする)を選び、設定中の実行を防ぎます。設定は内容に不備がなければ自動保存されるため、保存操作は不要です。

  3. is in(場所:)で移動元の監視フォルダを指定します。さらに Add a condition(条件を追加)で、必要なファイルだけに対象を絞ります。たとえば、次の条件を追加します。

    条件指定例確認する内容
    type is(種類:)PDFファイルの種類
    name contains(名前に含む語句:)Invoice名前変更後のファイル名に含まれる語句
    folder path contains(フォルダパスに含む語句:)Scansフォルダパスに含まれる語句

    Invoice は元の名前ではなく、確定する名前に含まれる必要があります。パスの条件を使う場合も、監視フォルダの指定は残してください。スクリーンショット、書き出したファイル、一時ファイルまで対象にならない条件にします。

  4. Add action(操作を追加)→ Move the file(ファイルを移動)→ move it into a folder(フォルダに移動)の順に選びます。 Choose destination folder(移動先フォルダを選択)で、先ほど確認した DEVONthink の Inbox フォルダを指定します。この移動では、名前変更後のファイル名がそのまま使われます。

  5. Proof(検証)ペインで内容を確認し、条件と移動先が意図どおりであることを確かめます。問題がなければ Enable(有効にする)を選びます。

条件と操作の基本は ルールのガイド でも確認できます。

4. 1件だけ承認して動作を確かめる

条件に一致するテスト用ファイルを、指定した監視フォルダに1件だけ入れます。上の例なら、最終的な名前に Invoice が含まれる PDF を使います。

監視フォルダが Hold for Review になっていることを確認し、 Review(確認)で候補名を確認します。承認する前に、移動先が DEVONthink の Inbox フォルダになっているかを再確認してください。名前を承認して適用すると、名前変更後のルールが動き、ファイルが移動します。

承認後は Finder で元フォルダと移動先を確認し、DEVONthink の Global Inbox でも最終的なファイル名を確かめます。これはコピーではなく移動なので、成功すると元フォルダからファイルがなくなります。確認が終わるまでは対象を広げないでください。

タグと取り消しの注意点

Set tags(タグを設定)で付けたタグや Finder のタグが引き継がれるかは、DEVONthink の取り込み設定によって異なります。必要なタグが残るか、最初のテストで確認してください。

移動は履歴に記録されます。 History(履歴)と Undo(取り消す)で戻せるのは、記録があり、取り消しに対応している移動です。DEVONthink が取り込み済みの場合は、DEVONthink 側の状態も確認してください。詳しくは 履歴と取り消し を参照してください。

よくある質問

データベースやグループに直接取り込めますか?

いいえ。この方法は Global Inbox のフォルダへの移動です。NameQuick からデータベース、グループ、スマートグループは選べません。それらを指定する専用送信アクションもありません。機能の要望は support@namequick.app へお寄せください。

移動先にはどれを選びますか?

Inbox という名前の実フォルダを選びます。Inbox.dtBase2 ではありません。ショートカットを使う場合も、実フォルダか確認してください。

DEVONthink を閉じていても送れますか?

通常、閉じている間に Global Inbox のフォルダへ置いたファイルは、次回の起動時に取り込まれます。利用する環境で一度試し、起動後にファイルを確認してください。

NameQuick で付けた名前は残りますか?

はい。名前変更後のルールは名前が適用された後に実行されるため、DEVONthink には最終的なファイル名で届きます。

DEVONthink 側の振り分けルールは不要になりますか?

いいえ。NameQuick で名前変更と Global Inbox への移動を行い、その後の振り分けは DEVONthink 側のルールに任せます。両者を組み合わせて使えます。

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