自分と家族の医療記録・健康保険PDFを整理する
MacとWindowsで医療記録の名前に機密情報を含めず、確認後にフォルダへ振り分ける手順です。
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Mac と Windows の NameQuick 3 で、自分と家族の医療記録・健康保険PDFを整理します。自分のパソコンにあるコピーの名前変更と振り分けが対象です。
NameQuick 3 のアプリ画面は英語で表示されます。このページでは操作名を画面の表示どおり英語で示し、初めて出てくるときに日本語の意味を添えています。
患者ポータルのダウンロード、書類のスキャン・スマートフォン写真、検査結果、受診概要、健康保険の明細・事前承認通知、薬局・歯科の領収書、払い戻し申請、学校・予防接種の書類に使えます。医療費控除のために保管する領収書も対象です。重要な原本は残し、コピーで試してください。
名前をそろえる
氏名・医療機関・保険者・請求番号はすべて架空です。拡張子は変わりません。
| 変更前 | 変更後 |
|---|---|
scan_001.pdf | 2026-05-14_City-Clinic_Lab-Results_Alex.pdf |
download.pdf | 2026-04-02_HealthPlan_EOB_Claim-12345.pdf |
IMG_2941.jpg | 2026-04-18_Dental-Office_Receipt.jpg |
Visit Summary.pdf | 2026-03-21_Dr-Smith_Visit-Summary_Alex.pdf |
insurance letter final.pdf | 2026-02-28_HealthPlan_Prior-Authorization_Letter.pdf |
form.pdf | 2026-01-10_School_Immunization-Form_Alex.pdf |
読み取る項目は次の5つです。
| 項目 | 用途 | 例 |
|---|---|---|
| 文書日付 | 受診・診療・通知・結果・領収の日付を YYYY-MM-DD で並べる | 2026-05-14 |
| 医療機関・組織 | 医師、検査機関、薬局、学校、保険者を区別する | Sakura-Clinic |
| 短い文書種別 | 書類の種類を探し、振り分ける | Lab-Results |
| 家族の名前・イニシャル | 文書か元のファイル名に見える場合だけ家族を区別する | Alex |
| 短い請求参照番号 | 照合に役立つ場合だけ付ける | Claim-12345 |
AI は文書と元のファイル名を見ます。スキャン・写真はページ画像を直接読み、別工程の内蔵ローカル OCR は使いません。薄い印字や手書きは誤読するため、候補を確認します。
機密情報は名前に入れず、詳細は保護したフォルダ内の原文書や公式ポータルで扱います。
処理先とプライバシー
Managed は NameQuick の EU クラウドで処理し、内容を AI 学習には使わず、一時データを処理後に削除します。Self-Managed で自分のクラウド API キーを使うと、内容は提供元へ直接送られます。機密性の高い書類にはローカルモデルも使えます。Ollama と LM Studio は Mac と Windows、MLX は Apple Silicon 搭載 Mac の macOS 14 以降に対応します。ローカルモデルの分析は端末内で行いますが、インストール、モデルのダウンロード、ライセンス・更新確認にはインターネットを使います。プライバシーとローカルモデルを確認してください。
1. プリセットを作る
Presets(プリセット)→ New Preset(新規プリセット)→ Written instructions(文章で指定)を選び、次の指示を貼り付けます。
名前は「文書日付_医療機関・保険者などの組織名_短い文書種別」の順にします。
文書の日付を YYYY-MM-DD で使い、処理日は使いません。
文書種別には固定語 Lab-Results、Visit-Summary、EOB、Prior-Authorization、Receipt、Bill、Form、Immunization-Form、Letter を使います。
家族の名前・イニシャル、または有用な短い請求参照番号は、文書か元のファイル名に見える場合だけ末尾に付けます。
診断名、治療内容、完全な会員番号・保険証番号・契約番号、個人番号・社会保障番号、住所、電話番号、私的なメモは含めません。
不明な値は推測しません。組織名か日付が読めなければ、その項目を CHECK にします。その他の不明項目は省きます。
種別語は Lab-Results(検査結果)、Visit-Summary(受診概要)、EOB(給付内容の明細)、Prior-Authorization(事前承認)、Receipt(領収書)、Bill(請求書)、Form(書式)、Immunization-Form(予防接種書式)、Letter(通知書)です。ルールで照合するので表記を変えません。
有効な編集は自動保存され、保存ボタンはありません。 Test this Preset(このプリセットをテスト)で Choose a sample file…(サンプルファイルを選択…)をクリックし、 Test Preset(プリセットをテスト)で使用前に試します。NameQuick 側のテストは無料ですが、Self-Managed のクラウド提供元が API 呼び出しに課金する場合があります。
2. 取り込み方を選ぶ
一度だけ:古いスキャンを整理する
Quick Rename(クイックリネーム)でプリセットを選び、ファイルを追加する前に Review before applying(適用前に確認)をオンにします。これは Settings(設定)→ Renaming(名前変更)→ Apply suggestions from files you add(追加するファイルの候補の適用)を Review(先に確認)にするのと同じです。
コピーを追加し、全候補を原文書と比較します。6件が適用可能なら Apply 6 names(6件の名前を適用)でまとめて適用します。誤りがあれば適用せず、 Clear(クリア)でリストだけを空にします。ファイルは消えません。プリセットを修正・再テストし、新しいコピーを追加します。行ごとの名前編集はできません。
継続的に:ダウンロードやスキャンを受け付ける
Settings → Folders(フォルダ)→ Add folder(フォルダを追加)で空の Health Inbox を登録します。処理方法に作成したプリセット、適用方法に Hold for Review(確認待ちにする)を選びます。接続時からあるファイルは初期状態として扱われ、名前変更されません。次節のルール設定後に少数のコピーを入れます。
保留されたファイルは、サイドバーの Review(確認)で待機します。 Apply this name(この名前を適用)で承認するか、名前をその場で編集できます。チェックした3件なら Apply selected (3)(選択項目を適用(3件))で一括承認し、 Keep original(元のまま保持)ならファイルを変更しません。
監視には NameQuick の起動が必要です。Mac はウインドウを閉じても動作しますが、Windows は閉じると終了するため最小化してください。
3. 確認した名前で振り分ける
Rules(ルール)→ After a file is renamed(ファイルの名前変更後)にルールを作成します。対象は監視フォルダのみで、 Quick Rename には適用されません。条件は完成後の名前とファイル属性を調べ、文書内容は読みません。
新規ルールは有効なので、設定中は Disable(無効にする)を選びます。有効な変更は自動保存されます。
各ルールを Health Inbox に限定します(共通条件は先頭行のみ記載)。カンマ区切りの語句はいずれか1語で一致します。
| ルール | 条件 | 操作 |
|---|---|---|
| Records | is in(場所:)= Health Inbox AND name contains(名前に含む語句:)= Lab-Results, Visit-Summary, Immunization-Form | Move the file(ファイルを移動)→ move it into a folder(フォルダに移動)→ Health/Records |
| Insurance | name contains = EOB, Prior-Authorization | Move the file → move it into a folder → Health/Insurance |
| Receipts | name contains = Receipt | Move the file → move it into a folder → Health/Receipts、 Set tags(タグを設定)= Reimbursement |
| Check | name contains = CHECK | Set a color label(カラーラベルを設定)で赤を指定 |
既定では Settings → Renaming の Run all matching Rules(一致するすべてのルールを実行)がオフで、最初に一致した名前変更後ルールだけが実行されます。オフのまま Check を先頭にし、CHECK には赤ラベルだけを付け、移動させません。
Proof(検証)ペインを確認し、 Enable(有効にする)で1つずつ有効にします。保留した名前を Review で承認すると、このルールが実行されます。
移動先は固定にします。人物・医療機関用のパストークンはなく、年のトークンは文書日付ではなく処理時刻を参照します。
カラーラベルは NameQuick のライブラリに表示され、Mac だけは Finder ラベルも設定します。タグは Mac では Finder タグになります。Windows ではプロパティハンドラーのある形式(Office 文書・画像・音声・動画)だけ File Explorer に反映され、PDF のタグは NameQuick の History(履歴)内にとどまります。
4. 取り消しを確認する
History に操作記録が残ります。 Undo(取り消す)や、3件なら Undo all 3(3件すべて取り消す)で、記録された名前変更・移動を可能な範囲で戻せます。宛先に同名ファイルがある場合や、対象が移動・削除済み、開かれている場合は失敗することがあります。無制限ではなく、取り消し後のやり直し機能もありません。履歴と取り消しも確認してください。
NameQuick がしないこと
- 医療記録システム、患者・保険者ポータル、正式な医療記録の代わりにはなりません。
- 医療情報の要約・解釈・診断はしません。
- 請求書、保険請求、治療、払い戻しの正しさは判断しません。
- HIPAA などの規制への準拠をうたっていません。
- 医療・法律・保険・税務の助言は提供しません。
- 保存・削除すべき書類は決めません。
よくある質問
スキャンや写真の医療PDFも読めますか?
はい。AI モデルがページ画像を読みますが、薄い印字や手書きは誤読するため、適用前に名前を確認してください。
会員番号や診断名が名前に入りますか?
許可する指示なら入る可能性があります。この指示では除外します。誤りに備え、監視フォルダでは Review で適用前に全件を確認してください。
家族別に自動で分けられますか?
プリセットが完成後の名前に家族の名前やイニシャルを入れれば、 name contains を使う名前変更後ルールで移動できます。ルールは文書を読めません。
HIPAA に準拠していますか?
NameQuick は準拠をうたっていません。プライバシー要件に合う処理方法を選んでください。