拡張子を一括変更|Windows 11・10とMac
Windows 11・10で拡張子を一括変更する方法を解説します。コマンド、PowerShell、PowerRename、MacのFinderの手順に加え、実行前の確認、失敗時の戻し方、形式変換との違いを紹介します。
NameQuick Team · 更新日:
Windowsではコマンドプロンプト、PowerShell、PowerRenameで、MacではFinderで拡張子を一括変更できます。ただし、拡張子の変更はファイル形式の変換ではありません。拡張子を表示して原本をコピーし、変更予定を確認してから少数のコピーで試してください。
拡張子の一括変更方法を選ぶ
| 方法 | 操作 | 実行前の確認 | 対象範囲 |
|---|---|---|---|
| コマンドプロンプト | コマンドを入力 | 一覧表示+少数で試す | 同じフォルダー |
| PowerShell | コマンドを入力 | -WhatIfで予定を表示 | サブフォルダーも指定可能 |
| PowerRename | 画面で設定 | 変更前後を表示 | 対象設定で調整 |
| MacのFinder | 画面で設定 | 少数のコピーで試す | 選択したファイル |
追加アプリなしならコマンドプロンプトかPowerShellを使います。画面で確認できるPowerRenameには、PowerToysの導入が必要です。
変更前に、形式とバックアップを確認する
拡張子の変更だけで済む場合・形式変換が必要な場合
拡張子を変えても、ファイル形式は変わりません。 名前の変更で済むか、次の表で確認してください。
| 例(変更前 → 変更後) | 名前の変更だけでよいか |
|---|---|
| 旅行_01.jfif → 旅行_01.jpg | 中身がJPEGなら、拡張子の統一で対応できます |
| 運動会_01.jpeg → 運動会_01.jpg | 中身がJPEGなら、形式変換は不要です |
| 商品写真_A.JPG → 商品写真_A.jpg | 大文字・小文字の表記をそろえる操作です |
| 売上_9月.txt → 売上_9月.csv | 内容がCSVとして整っている場合に限ります |
| 写真.heic/写真.png → 写真.jpg | JPEGへの形式変換が必要です |
| 申込書.docx → 申込書.pdf | PDFへの形式変換が必要です |
形式変換が必要なら、対応アプリの「名前を付けて保存」や「書き出す」で保存形式を選びます。改名だけでは開けなくなる場合があります。中身が不明なら、作成元のアプリや保存時の形式を確認してください。
拡張子を表示し、ファイルをコピーする
Windows 11はエクスプローラーの「表示」→「表示」→「ファイル名拡張子」、Windows 10は「表示」タブの「ファイル名拡張子」をオンにします。詳しくはWindowsで拡張子を表示する方法を参照してください。
次に、原本を残し、対象ファイルを作業用フォルダーへコピーします。WindowsではCtrl+C/Ctrl+V、MacではCommand+C/Command+Vを使えます。最初は2〜3個で試し、全件でも確認から繰り返します。原本は、処理対象のフォルダーの外に保管してください。
Windowsのコマンドプロンプトで一括変更する
対象のファイルを確認する
スタートで「コマンド プロンプト」を検索して開きます。以下はPowerShellには貼り付けないでください。 PowerShellのrenは別のコマンドの別名です。
まず、2〜3個のコピーを入れたフォルダーへ移動します。次のパスは例です。実際のコピー先に置き換えてください。
cd /d "C:\作業用\写真のコピー"
入力行のパスがコピー先になったことを確認します。移動に失敗した場合は先へ進まず、パスを修正してください。続いて変更対象を一覧表示します。
dir /b "*.jfif"
これは変更予定名ではなく、対象の一覧です。意図しない項目が出たら実行せず、対象だけをコピーし直してください。
renで拡張子を変更する
コピー先と一覧を確認したら、少数のコピーで次を試します。renはワイルドカードで複数の名前を変更できます。
ren "*.jfif" "*.jpg"
例:旅行_01.jfif → 旅行_01.jpg。
変更後の名前と開けることを確認できたら、全件をコピーした別のフォルダーで、移動・一覧確認・実行を繰り返します。.jpegを.jpgにする場合も、対象の指定を.jpegに替え、確認からやり直します。
変更先に同名ファイルがあれば、上書きせずエラーになります。 再実行する前に、同名ファイルと変更済みのファイルを確認してください。下位フォルダーは対象外です。
PowerShellで確認してから一括変更する
変更予定を-WhatIfで確認する
スタートから「Windows PowerShell」を開きます。パスを少数のコピー先に替え、次の1行を実行します。末尾の-WhatIfは変更を実行せず、予定だけを表示する指定です。
Get-ChildItem -LiteralPath 'C:\作業用\写真のコピー' -File | Where-Object Extension -eq '.jfif' | Rename-Item -NewName { [IO.Path]::ChangeExtension($_.Name, '.jpg') } -ErrorAction Stop -WhatIf
例:旅行_01.jfif → 旅行_01.jpg。
拡張子が.jfifのファイルを選び、末尾の拡張子だけを変えます。大文字・小文字は区別せず、例:旅行_02.JFIFは対象、旅行_03.jfif_oldは対象外です。
対象と予定名を確認後、-WhatIfだけを外して試します。開ければ、全件のコピーでもプレビューから繰り返します。.jpeg→.jpgなら前半の.jfifを.jpegに、.txt→.csvなら前半を.txt、後半の.jpgを.csvに替えます。
同名の変更先は上書きできません。-ErrorAction Stopは名前変更のエラーで処理を止めますが、変更済みの分は戻りません。エラーが出たら再実行せず確認してください。-WhatIfは実行成功を保証するものではありません。
サブフォルダーもまとめて変更する
下位フォルダーも含める場合は、-Fileの後ろに-Recurseを加えます。まず次のプレビューを実行し、対象のパスを確認してください。
Get-ChildItem -LiteralPath 'C:\作業用\写真のコピー' -File -Recurse | Where-Object Extension -eq '.jfif' | Rename-Item -NewName { [IO.Path]::ChangeExtension($_.Name, '.jpg') } -ErrorAction Stop -WhatIf
原本やバックアップが対象内にないことを確認し、先ほどと同じく少数のコピーで試してから全件へ進みます。
PowerRenameで拡張子だけを変更する
.jfif・.jpegを.jpgにそろえる
PowerToysでPowerRenameを有効にし、コピーした対象ファイルだけを選択して、右クリックからPowerRenameを開きます。「拡張子のみ」を選ぶと、ファイル名本体を変更対象から外せます。
| 設定 | 指定する内容 |
|---|---|
| 適用の対象 | 拡張子のみ |
| 検索する文字列 | jfif(.jpegならjpeg) |
| 置換する文字列 | jpg |
| 正規表現 | オフ |
| 大文字と小文字を区別する | 通常はオフ |
| ファイルを含める | オン |
| フォルダー・サブフォルダーを含める | まずはオフ |
検索・置換欄には先頭のピリオドを入れません。変更前後を確認し、2〜3個のコピーで適用して、名前と開けることを確かめます。その後、全件のコピーでも同じ確認を行います。
例:旅行_01.jfif → 旅行_01.jpg。
サブフォルダーも含める場合は、親フォルダーを選んで開き直し、対象設定と一覧を再確認します。導入や詳細設定はPowerRenameの詳しい使い方を参照してください。
.JPGを.jpgにそろえる
「拡張子のみ」のまま、検索をJPG、置換をjpgにし、「大文字と小文字を区別する」をオンにします。例:商品写真_A.JPG → 商品写真_A.jpg。ファイル名本体のAが変わっていないことを確認し、少数のコピーで試してから適用範囲を広げます。
MacのFinderで拡張子を一括変更する
Finderの「設定」→「詳細」で「すべてのファイル名拡張子を表示」をオンにします。「拡張子を変更する前に警告を表示」もオンにしておきます。
2〜3個のコピーを選択し、Controlキーを押しながらクリック→「名称変更」と進みます。複数項目の名称変更で「テキストを置き換える」を選び、検索に.jpeg、置換文字列に.jpgを入力します。
Finderのテキスト置換は、拡張子だけに限定した操作ではありません。 ファイル名の途中にも.jpegがある場合は、その部分への影響にも注意してください。設定を確認して「名称変更」を押し、警告が出た場合は内容を読んで判断します。
例:運動会_01.jpeg → 運動会_01.jpg。変更後の名前と開けることを確認し、全件をコピーした別のフォルダーで同じ手順を繰り返します。この手順では下位フォルダー内のファイルをまとめて処理しません。連番などはMacでファイル名を一括変更する方法で紹介しています。
変更できない・開けないときの確認と戻し方
同名ファイルや二重拡張子を確認する
同名の変更先があれば、上書きを試みず内容を確認します。例:売上.csv.txtのような二重拡張子なら、表示をオンにして本当の末尾を確認してください。
PNGを.jpgにするなど、形式を取り違えた場合は元の名前へ戻すか、原本からやり直します。名前自体が拒否される場合はWindowsのファイル名に使えない文字も確認してください。権限のエラーは、無理に回避せず作業場所を確認します。
変更を取り消す・コピーから戻す
| 使用した方法 | 戻し方 |
|---|---|
| PowerRename | 直後にエクスプローラーの「名前の変更を元に戻す」またはCtrl+Zを使います |
| Finder | 「編集」で直前の名称変更を取り消せるか確認し、利用できればCommand+Zを使います |
| コマンドプロンプト・PowerShell | エクスプローラーの取り消しには頼らず、残した原本から新しい作業用コピーを作ります |
Macの取り消しは直前の操作が対象なので、別の操作を取り消さないようメニューを確認してください。
.jfifと.jpegを両方.jpgにした後では、逆向きの一括変更だけで元の拡張子を判別できません。復旧時も変更後のフォルダーを残し、原本からやり直してください。
拡張子の一括変更でよくある質問
ファイル拡張子を一括で変更するには?
Windowsはコマンドプロンプト・PowerShell・PowerRename、MacはFinderを使います。拡張子の表示、コピー、確認を済ませてから進めてください。
ファイルを一括で連番にリネームするには?
WindowsはPowerRenameの番号付け、MacはFinderの「フォーマット」を使います。例:写真_001.jpg、写真_002.jpg。ファイル名をまとめて連番にする方法を参照してください。
写真の拡張子を一括で変更するには?
中身がJPEGの.jfifや.jpegなら、本文の手順で.jpgにそろえられます。HEICやPNGは、対応アプリでJPEG形式に書き出してください。
JPEGからJPGに一括変換する方法は?
中身がJPEGなら、.jpegを.jpgに変更します。画像を再保存する操作ではありません。コマンドプロンプト、PowerRename、Finderの各節を参照してください。
.txtを.csvに変えるだけで使えますか?
内容がCSVとして整っている場合に限ります。拡張子を変えても、区切り文字や文字コードは変わりません。Excelなどでの取り込みでは、列の区切りと文字化けの有無も確認してください。