NameQuickとPowerRenameの比較

NameQuickは、ファイルの中身を読んで名前を決めます。
PowerRenameは、今の名前を書き換えます。

PowerRenameは無料のオープンソースで、エクスプローラーの右クリックからすぐに使えます。必要な情報がすでにファイル名にあるなら、検索と置換、正規表現、連番、作成日時、写真のEXIF情報を使った変更をプレビューで確かめながら実行でき、とても便利です。NameQuickは、ファイルの中身をもとに名前を付けるMac・Windows向けアプリです。この比較は公式ドキュメントの調査にもとづくもので、実機でのインストール検証ではありません。

PowerRenameはPowerToysに含まれ、無料です。NameQuickのSelf-ManagedはWindows・Macとも50回まで無料・カード不要。Managedの体験版は14日間または50回の名前変更で終了します。

NameQuick

NameQuick

AIがファイルの中身を読んで名前を付けます

vs

PowerRename

エクスプローラーで使える無料の一括リネーム

結論

新しい名前を今の名前から作れるなら、PowerRenameが向いています。文字の置換、正規表現、連番、作成日時やEXIF情報の挿入が、PowerToysに含まれる無料のツールでできます。スキャンした請求書の取引先や日付のように、必要な情報がファイルの中にある場合や、フォルダに新しいファイルが次々に届く場合は、NameQuickが向いています。

NameQuickNameQuickが向いている場合
Invoice_0001.pdfやScan_0042.pdfを、中身にしか書かれていない取引先・日付・書類の種類を使った名前にしたいとき。
PowerRenameが向いている場合
必要な情報がすでにファイル名にあり、無料の正規表現、連番、日付、EXIFの書式で済むとき。
併用する場合
NameQuickで各ファイルの中身から分かりやすい名前を付け、そのあとPowerRenameで接頭辞の追加、英字の大文字・小文字の統一、連番をまとめて行えます。両者の連携機能は、2026年9月24日時点で公式ドキュメントに記載がありません。

ひと目で比較

基本の仕組みNameQuick:AIが文書のテキスト、スキャン、写真を読み取り、名前を提案PowerRename:今の名前に検索と置換、正規表現、連番、日付やEXIFの書式を適用
料金NameQuick:Self-Managed:1台分US$ 69の買い切り/Managed:月額US$ 12〜99PowerRename:無料。Microsoft PowerToysに含まれ、MITライセンスのオープンソース
始め方NameQuick:ファイルやフォルダを追加し、スマートリネームかプリセットを実行。新しいファイルは監視フォルダで処理PowerRename:エクスプローラーでファイルを選び、右クリックして「PowerRename で名前を変更」を選択
対応環境NameQuick:Windows:x64版/Mac:macOS 11以降PowerRename:Windows 11、またはWindows 10 バージョン2004以降(x64・ARM64)
機能ごとの比較

できることの違い

項目NameQuickNameQuickPowerRename
中身から名前を決める文書のテキストを読み取り、スキャン、スクリーンショット、写真はAIモデルが画像から直接読み取ります。そのうえで取引先、日付、書類の種類などの項目を埋めます。Microsoftのページに記載があるのは、今の名前の変換と、ファイルの作成日時、写真のEXIF・XMP情報の利用です。文書のテキストの読み取り、スキャンのOCR、AIによる命名は、2026年9月24日時点で記載がありません。
パターンの細かな指定プリセットでは、文章で指示を書くか、AIが読み取った項目と固定の文字を組み合わせたテンプレートを使います。項目が見つからないときは、そのファイルを飛ばす、項目を省く、指定した文字を入れる、から選べます。この点はPowerRenameが優れています。通常の検索と正規表現(標準はECMAScript。後読みなどにはBoostライブラリも選択可)、キャプチャグループ、すべての出現箇所の一致、大文字・小文字の区別、ファイル名のみ・拡張子のみの指定、ファイル・フォルダー・サブフォルダーを対象に含めるかどうかを設定できます。
連番・日付・ランダムな値請求書の日付や写真の撮影日など、AIが中身から読み取った日付を名前に入れられます。開始番号・増分・桁数を指定できる連番、ランダムな文字列やUUID、ファイルの作成日時をもとにした$YYYY・$MM・$DDや時刻の書式、4種類の大文字・小文字の変換に対応しています。
写真のメタデータAIが写真に写っている内容を読み取り、撮影日の項目も埋められます。ルールではEXIFの情報を条件に使えます。EXIF・XMPの書式で、カメラのメーカーと機種、レンズ、ISO感度、絞り、シャッター速度、焦点距離、GPS座標、作成者、著作権、撮影日時などを名前に使えます。
適用前の確認根拠とあわせて候補を確認でき、取り消せる状態であれば履歴から元に戻せます。元の名前と変更後の名前を並べたプレビューで、ファイルごとに対象を選べ、変更されるファイルだけを表示する絞り込みもあります。取り消しはエクスプローラーの元に戻す操作(Ctrl+Z)で行います。
繰り返しの自動処理Windows・Macの監視フォルダで、新しく届いたファイルを処理します。確認待ちにしておけば、適用前に名前を確認できます。エクスプローラーで選んだファイルに対して手動で実行します。設定で前回のオプションや最近の検索文字列を復元できます。監視フォルダや定期実行は、2026年9月24日時点で記載がありません。
名前変更以外の処理ルールで、名前を変えたファイルの移動やタグ付けができます。Windowsではタグをファイルのプロパティに書き込み、PDF、PNG、プレーンテキストのファイルは対象外です。ファイルとフォルダーの名前を変更するツールとして説明されています。移動、タグ付け、振り分けの機能は、2026年9月24日時点で記載がありません。
AIと処理場所ローカルモデル(OllamaまたはLM Studio)、ご自身のクラウドAPIキー、EU経由のManagedサービスから選べます。ローカルモデルなら解析はお使いのパソコン内で行い、ご自身のキーを使う場合、内容はその事業者に直接送信されます。入力したパターンを名前やメタデータの項目に適用します。Microsoftのページでは、正規表現を考える手段として別サービスのCopilotを紹介していますが、PowerRename自体にAIで命名する機能は記載がありません。
NameQuick

NameQuickを選ぶとよいケース

  • 「ダウンロード」フォルダがInvoice_0001.pdf、statement.pdf、Scan_0042.pdfだらけで、取引先や日付はページの中にしか書かれていない。
  • 監視フォルダに届いたファイルに名前を付け、適用前に確認したい。
  • 提案された名前をファイル内の根拠と一緒に確認し、履歴から取り消せるようにしたい。
  • WindowsとMacで、同じように中身から名前を付けたい。

PowerRenameを選ぶとよいケース

  • 必要な情報がすでにファイル名にあり、正規表現で文字を置換・並べ替え・削除したい。
  • エクスプローラーの右クリックメニューから使える、無料のオープンソースツールがほしい。
  • 連番、作成日時の書式、撮影日時やカメラの機種、GPS座標などのEXIF情報を使いたい。
  • ARM搭載のWindows PCを使っている。PowerToysはARM64に対応していますが、NameQuickのWindows版はx64版のみです。
併用もできます

まず中身から名前を付け、仕上げはパターンで。

ファイルを開かないと名前を決められないものはNameQuickで、パターンがすでに名前にあるものはPowerRenameで処理します。

Scan_0042.pdf2026-05-02_青空商事_請求書_4471.pdfそのあとPowerRenameで、まとめて顧客名の接頭辞を付けたり、英字の大文字・小文字をそろえたりできます。
DSC_0417.JPG2026-07-14_DSC_0417.JPG撮影日を付けるだけなら、PowerRenameの撮影日時の書式で無料でできます。NameQuickは必要ありません。

エクスプローラー上で順番に行う作業で、アプリ同士の連携ではありません。

よくある質問

PowerRenameの手順を画像付きで見る:ファイル名を一括変更する方法【Windows・Mac】

PowerRenameに関する事実と一次情報

公式ドキュメントの調査で、実機でのインストール検証ではありません。MicrosoftのPowerRenameとPowerToysのインストールのページは、それらを公開しているMicrosoftDocsリポジトリのソースで確認し、MITライセンスはPowerToysのリポジトリで確認しました。「記載がありません」は、確認したページにその機能の説明がないという意味で、機能が存在しないという意味ではありません。

NameQuickとPowerRenameの比較

いちばん散らかったフォルダで、NameQuickを試してみてください。50回まで無料・カード不要です。